人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ダークナイトライジング(ネタバレアリ)

クリストファーノーランによるバットマン三部作完結編となる「ダークナイトライジング」観てきました。前作「ダークナイト」の評価が高いシリーズですが、僕は前々作となる「バットマンビギンズ」も公開当時に見て好きだったので、本作はビギンズ繋がりの話が多かったのが嬉しかったです。

ダークナイトライジング(ネタバレアリ)_d0198868_13542638.jpg
今回観て思ったのはノーランは優しいなぁ(類義語:高田は大人だ~!!)ということ。
観る前は僕はベインに煽動されたゴッサム市民がもっとバットマンや、ゴードン警部に敵対する展開になるのかと思ってたんですね。デビルマン的というか。
肉体的苦痛は与えていましたがそういう精神的にエグイところにキャラクターを追い詰めることはなかったですよね(せいぜいブレイクがゴードンをちょい批判したくらい)。

ベインとミランダのどんでん返しや、最後のブルースの生死に関する展開も非常にベタというか王道というか、わかりやすい作りで、気持ち悪いくらいに親切だなーと思いました。
ただ、登場人物の感情とかもセリフで逐一説明してくれるんで、わかりやすいんだけど、演出としてはキレ味の悪さも多々感じてしまいましたね。
たとえばバットマンがゴードン警部に「ヒーローとは親を亡くして弱っている子供に服をかけてあげるような男だ」みたいな話をした時に、「ビギンズ」を観た人間としてはそれだけでグッとくるわけですが、その後にわざわざ回想シーンまで入れてくるので、「それはわかりやすくて親切だけど…ちょっとダサいぞ」と感じてしまうわけです(そして、そこに到るまでゴードンがバットマンの正体に気づいてなかったのにはビックリだったよ! なんて萌えキャラなんだ)。

「ダークナイト」や「インセプション」でお馴染みのノーランのドヤ顔が浮かぶエンドタイトル表示シーンも今回はいまいちキレてなかった気がしますな。

あとブルースの生死についてですが、中盤でアルフレッドの夢の話を伏線として出している以上、最後のあれもまた夢(妄想)にすることはないと思うので、自動操縦に切り替えて生きていたんだねヨカッタネーと普通にハッピーエンドと僕は受け取りました。最初に述べたようにノーランの優しさは存分に感じてましたしね。

キャラクターとしてはジョセフ・ゴードン=レビットは相変わらずの恵比須顔で見ててほっこりしました(ロビンの名前が出てくるところにはニヤリ)。

ベインはどんでん返しまでは結構いい悪役っぷりを魅せていたと思うし、なによりこれで日本でもトムハーディーが注目されて「ウォーリアー」や「ブロンソン」の日本公開が実現して欲しいのですが…。

「ダークナイト」が傑作だとしたら、こちらは娯楽大作として楽しめましたよ。
by koshibaken | 2012-08-02 14:27 | 映画


アニメ、映画、ホビー、写真の話題などをつらつらと


by koshibaken

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ブログパーツ

検索

以前の記事

2016年 04月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 06月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月

カテゴリ

全体
映画

アニメ
未分類

タグ

最新のトラックバック

フォロー中のブログ

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

映画
漫画・アニメ

画像一覧