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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN (ネタバレアリ)

実写版「進撃の巨人」観てきました。
結論から言うと全てにおいて期待ハズレでした!

そう…期待していたんですよ僕…。
脚本に名を連ねている町山智浩さんの映画評論は以前から好きで、時には映画本編より町山さんの
解説の方が面白いということもままありましたし、監督の樋口真嗣さんに関しては、なんといっても平成
ガメラの衝撃をモロに受けた世代なので、その後の戦争映画や時代劇映画はともかく、久しぶりに
樋口監督が得意分野である怪獣特撮ジャンルの映画を撮るということで期待しちゃってたんです。
さらに僕は原作漫画やアニメは見てましたが熱狂的なファンということでもないので、原作と違うから
どうこうと言うつもりもありませんでした。
 というわけで、期待して観に行ったのが全てのミスでした。別にこの映画が年間ワースト級だとか
いうつもりはありません。ただただ僕が期待してたのが悪かったのです。

これから基本的には映画の流れに沿って感想を書いていきますが、文句8割、褒め2割です。
細かい部分に関するツッコミが多いですが(イチャモンと言っていいほど…)、ストーリーにしろ
映像にしろ、細かいディティールまでこだわって作ってある「マッドマックス」や「パシフィック・リム」
などを観てしまっているので、やっぱり気になってしまうんですよね…。

 まずは冒頭のエレン、ミカサ、アルミン登場シーン。原作からキャラの設定が変わっていると
いうのは知っていたので、ここで主人公のエレンがどういうキャラクターなのか知る場面なんですが、
不発弾を蹴ったり、定職にもつかず壁の外に行きたいという語る姿を見て、「なるほど。破天荒で、
ここではないどこかへ夢を馳せる若者なんだな。俺の空だね、尾崎だね!」と思ったのですが、
その直後、アルミンに「お前は家業を継ぐだけでいいのか? 夢はないのか?」と聞き、アルミンが
「いろいろと発明したい」と答えると、その夢を応援するどころか「法律違反で捕まっちまうぞ」とか
言いやがるんですよね!
や、もちろんこれは茶化して言っただけでしょうし、発明するのは違反という世界観を説明させる
という目論見もあったのでしょうが(でも、それならミカサに言わせても良かったよね?)、まず
最初にどういう主人公か知ろう、そして愛そうとしてるところで、いきなりスカされた感じでした。

 そして、壁の近くまで行ってからの超大型巨人との遭遇。超大型巨人に関しては、予告編や
ポスターのビジュアルで見ていたので、驚きはありませんでしたがここの迫力は流石だなと思いました。
問題だったのは、エレンたちの周りに落ちてくる岩や壁の破片がすんごく軽そうに見えたこと(コント番組
みたいでした!)。役者陣も巨人の方を見上げ慌てるばかりで、すぐ側に落ちてくる岩に関しては
リアクションが薄く、「当たったら死ぬぞ!」みたいなハラハラドキドキ感は感じることが出来ませんでした。

 実際の人間が演じる巨人に関しては、う~~ん僕はイマイチでした…。原作の場合は絵の下手さが
絶妙に上手く働いてデッサンが狂った不気味な存在に見えていたんですが、アニメ、実写とリアリティ
が増すにつれて不気味さが消えて、怖さがなくなるんですよね…。あと、原作やアニメだと焦点が合っ
てない感情のない目をしてたのが、実写は目をキラキラさせてる巨人さんが多かったので、本当に
ただの人間に見えてしまいました。せめてゾンビ映画みたいにカラコン入れるとか出来なかったのか…。

人が食われるシーンも、映画秘宝9月号のレビューや一般試写の感想で「グロいグロい」と言われて
いたので、期待してたんですが、それほどでも無いなぁという印象でした。PG12に抑えるためなん
でしょうが、人が食われてるところは全て引きの絵になるため、グロくもないし、飽きてくるんですよね。
巨人の口元でもがいてる人間のアップとか入れて変化を付けてくれれば、直接的なグロはなくても
もっと引きこまれたんじゃないかなと思ってます。

 まぁそうはいっても、ここまではテンポ良く進んでいてそれなりに興奮しながら観てたんですよ。
心底キツイなぁ~と思ったのは「あれから2年後」から始まる中盤のシーン。
「家族と別れてる姿を映しながら各キャラのバックボーンを紹介」「食事の配給に並んでる
ところでピエール瀧と再会」「食堂で芋を使っての壁破壊作戦の説明と、ジャンによる調査
兵団の現状の説明シーン」。そのそれぞれは説明ゼリフを単に喋らせるだけでは芸がないから
何か他のことをしながら説明させるという気を利かせたものなのかもしれませんが、同じトーンの
シーンが3つも連続してしまったために、ひどく単調で、集中力をそがれる出来になっていました。

今回の映画に対する代表的な批判意見の一つに「調査兵団の彼らの行動が馬鹿すぎる」と
いうのがあり、おそらくそういう声に対し町山さんがツイッターで「彼らは兵士ではなく、壁修復の
作業員」と解説したと思うんですが、その誤解を生んだのは、観客の理解力の無さではなく、
この一連のシーンの作りのまずさにあると思います。

実際、食堂のシーンでジャンが「調査兵団はほぼ全滅」「俺達は寄せ集め」とセリフで説明して
いるんですが、調査兵団の格好をしたみんながクバル隊長の前で「心臓を捧げよ!」という
原作と同じようなシーンを、一連の単調なシーンより先にやっちゃっているので、観客が彼らの
ことを調査兵団だと思ってしまうのは無理からぬことだと思うんです。

 ここら辺でかなりテンションは落ちてきてるんですが、とりあえず作戦がスタートし、巨人に
襲撃される調査兵団(じゃなくて作業員達でしたっけ…もう面倒くさいから調査兵団と呼ばせて
くれ!)。そしてエレン達のピンチを救うべく、シキシマ隊長とミカサが登場。ついに立体機動の
シーンが! ところがここで僕が「マイナス5億点ーーーー!!」と叫びたくなるような信じがたい
演出がなされていました…。
 普通にやれば超燃えるカッコイイシーンになるはずなのに、ここで唐突にハンジさんが立体機動の
説明をしてる回想シーンが入るんです。で、画面が変わるともうシキシマ隊長が立体機動で戦い中
なんですよ。で、その後もしばらくハンジさんの説明セリフが被さって流れて、その結果BGMも控え
めで…。いやもう、わざとアンチカタルシスを狙ってるのか?って思うしかないがっかり演出でした。

 その後は「シキシマとエレンの会話シーン」「エレン・ミカサ・シキシマの会話シーン」という、
またも同じようなトーンの単調なシーンがあって(一つにまとめられませんでしたかね?)、
 兵団達による唐突なエロシーンが始まるわけですが、僕はこのシーンに関しては「兵隊としての
緊張感がない!」とか「これはホラー映画のお約束でしょw」とか思う以前に、「いやいやいや!
すぐ側で人が見てるの分かってておっ始めるのかよ! で、こっちも負けじと始めちゃうのかよ!
軍艦島をハプニングバー代わりにするんじゃねえ!」と、あまりの展開に頭クラクラしちゃってました。

 で、ここからクライマックスバトルに突入するんですが、まず先程もあった立体機動シーンなん
ですが、巨人や建物の周りを高速で動き回っているわりには、人物に当たる照明に動きがない
ため、合成感が目立ってしまってガッカリでした。この後にエレンが立体機動するシーンは
地面で燃えてる炎の照り返しの照明の動きに気が使われていたので良かったんですがね…。

 まぁ他にフクシが死んで取り乱してるリルが、ソウダに抱えられていったと思ったら、いつの
間にやら爆弾積んだトラックの荷台に乗り込んでブチ切れてたり、サンナギが斧持って大活躍
してるけど、それなら中盤に「斧なんか役にたつのかよ~」と、ジャンあたりに馬鹿にされてる
前フリシーンを入れといた方が効果的だったんでは…? と思ったり、アルミンが「僕に考えが
あります」と言ってからの、音で巨人の注意を惹きつけるシーンでは、序盤のシーンで、客席で
聞いててもちょっとイラっとするくらい大きな音出してたあのブザーが鳴る機械をまず目立たせないと
ダメだろうと思ったり(手には持ってたんですが、ピエール瀧のヤジの方が目立ってたw)と、
色々と上手くないなぁ…と思いながら観てました。

 しかし、そんな感じでずーっとアンチカタルシスな演出・展開にイライラさせられていた分、
エレン巨人化シーンのカタルシスの爆発力は凄まじかったです。音楽もずーっと不協和音な
辛気臭い電子音だったのに、ここではストリングスとブラスでドーンと派手にきましたしね!
本当にここに全てのピークを持っていくために、わざとアンチカタルシスを狙っていたんでしょうか。
だとしても、ちょっと抑え過ぎだと思いますけどね! 後編は最初からもっとサービスお願いします!

 ちなみにエレンの巨大化の動機に関してですが、原作にあった母親の仇設定はなくなり、ミカサも
生きていたので、別に巨人を駆逐する強い動機もないですし、ヒアナに対して強い愛情も無かった
でしょうから、単純に胃袋の中で「このまま溶けて死にたくねー!」っていう死への恐怖と怒りから
巨大化しただけだと解釈してます。本当の戦う理由とかは後編で見つけるんじゃないのかなー。

 あ、あとSEKAI NO OWARIのエンディング曲は意外と良かったです。タイトルが出た時のもろ
怪獣映画的な音楽から一転してのドライなイントロは素直に格好いいと思いました。ここで情感
豊かなバラードとかが来なくて本当に良かった…。

 ということで、長々と文句を連ねてきましたが、最初に言ったように「期待していたゆえ」ですので
期待せずに観れば、映画自体の出来はそんなに悪くないとは思いますよ…。
まぁ僕は後編も「期待して」観に行きますが!

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN (ネタバレアリ)_d0198868_188281.jpg
# by koshibaken | 2015-08-06 23:34 | 映画

マッドマックス 怒りのデス・ロード(ネタバレアリ) 追記アリ

久々の更新! こんな凄い強度を持った映画に出会ってしまっては書くしかない!
ということで、僕がこの映画に感じた強さを幾つか挙げていきたいと思います。

①シンプルで揺るぎないストーリーが強かった!
 昔話とか童話って子供にも分かる短いお話ですけど、それに対して「ストーリー
が無い」とは言わないじゃないですか、読みこめば人生に対する教訓や示唆に
富んでいて、何十年何百年も様々な国で語り続けられていく普遍的な強さがあり
ますよね。本作の物語にもそれと同種の強さを感じたんです。
 娯楽映画で、脚本をツイストさせまくって複雑に見えるけど、ちょっとアラをつつい
たらガラガラと崩れさってしまい、結果的にストーリーが「ない」「見失っている」ような
作品もありますけど、本作の脚本は車が何台突っ込んでも崩れない強度がありました。
 基本的には行って戻ってくる一本道のストーリーではありますが、その中で展開の
起伏はあるし、登場人物はしっかりとキャラが立っていて成長していくし、教訓めいた
メッセージもある。なによりそれらをセリフで説明するのではなく、映像で観客に感じ
させる作りになっていたのがとても映画的で素晴らしいと思いました。
 個人的に面白かったのは、ストーリーの「転」の部分、フュリオサ達が探し求めて
いた緑の地が無くなっていた事実を知った後、それでも可能性にかけて先に進もう
とした時に、マックスが「そんなありもしない夢に賭けずに、最初にいた砦に戻ろう、
そこが故郷だ」と説得するところでした。普通ならフュリオサ達の考えの方が
かっこよくてヒーロー的なんですよね。もしくは若者的といってもいい。田舎を出て
東京に行こう、ハリウッドに行ってアメリカンドリームを掴もう…みたいな。
そこをマックスにああいう事を言わせたのは、人生経験を積んできた70歳の監督
ならではかなぁと思いました。そういやシルベスター・スタローンが61歳の時に
撮った「ランボー最後の戦場」でもランボーが理想に燃えるボランティア達に「アメ
リカに帰れ」なんて言いながら巻き込まれて助けることになって、最後は故郷に
戻ったりしてましたね。

②実写アクションの説得力が強かった!
 今やハリウッド大作映画のCGに見慣れて、たいていの映像には驚きを感じなく
なってしまった観客にとっても、本作の実車を使ったカーアクション&クラッシュ
シーンの数々はインパクトが強かったんじゃないでしょうか。あと、CGだとアラを
隠すために夜とか暗いシーンが多くなりがちですが、本作は明るいシーンが
多くて見やすかったのも思わぬ副産物でした。序盤にあるマックスとフュリオサの
格闘シーンも、小道具のチェーンの使い方がジャッキー・チェン映画を思い起こさ
せるユーモアがあって楽しかったです(人間のアクションもカット割りとかカメラ
の動きとか安定していて見やすかった)。
 ただ、CG否定で昔ながらの実車アクションだけにこだわってるだけではなくて、
ちゃんと今の技術も使ってアップデートしたアクションを魅せてくれているのが
素晴らしいところでした。例えばクラッシュした車が回転しながら壊れていくのは
それこそ昔のマッドマックスシリーズでもよく見たシーンですが、本作ではそこに
壊れる車から人間がポンポン投げ出されて地面にバウンドしていくというオモシロ
映像を合成しているのがフレッシュで最高でしたね。

③マックス役のトム・ハーディが強かった(というか可愛かった)!
 メル・ギブソンのマックスとは違い、今回のトム・ハーディは愛嬌がありましたね。
マックスが無口というのは過去作から共通してるんですけど、焦った時とか、頷いたり
する時にセリフの代わりに発するうなり声が、秋田犬とかラブラドールレトリバー等の
大型犬が喉鳴らしてる時みたいで萌えました。特にフュリオサが死にかけてる時に
アセアセしてる時の犬っぽさときたら…。「マッドマックス2」と違って今回はマックスの
相棒犬がいませんでしたが、彼自身が忠犬マックスでしたね。
 過去の亡霊からも、現実の他者からも逃げ続け、自分の名前さえも教えなかった
男がついに他者のために動き、自分の名前を告げ、それでも最後一人去っていく
時に、ふっと微笑みながら視線を交わすだけという控えめさが渋くて泣きました。

④フュリオサ役のシャーリーズ・セロンも強かった!
 セロンといえば僕的には「プロメテウス」での転がってくる宇宙船から走って逃げる人
というインパクトが強かったのですが、フュリオサ大隊長は本当に格好よかった。
ナイフで刺されて涙流すほど痛そうにしてたのに、イモータンジョーの車に乗り込んで
ジョーの部下に攻撃くらって威嚇された後、痛さや弱気を跳ね返すように「イヤオォォー!」と
雄叫びをあげて頭突きを仕返すシーンは格好良すぎて泣きそうになりましたよ。

⑤IMAX3Dの効果が強かった!
 3D効果についてはギターやハンドルが飛び出してきたり、車から落ちた人間の
顔ドアップが飛び出してくるなど、サービス的な使い方もされていましたが、僕が
素晴らしいなぁと思ったのは、この映画の重要な要素である砂漠風景の存在感
がIMAX3Dで見ると広さと奥行きの両方の面で強くなるという点でした。
これによって砂嵐のシーンの恐怖が倍増しましたし、緑の土地だった故郷が
失われたと知った時に、フュリオサが砂漠の中で一人になって慟哭するという
シーンの絶望感もより強く伝わってきました。ちなみにこのシーン、普通ならば
真実を知った後、グダグダ落ち込む姿を描きそうなところを、砂漠での慟哭一発
という印象的なシーンで済ますという演出の切れ味が素晴らしく、本編でも屈指の
名シーンだと思っています。
 ということで本作は3D(できればIMAX)で観て欲しい作品です!

⑥脇役に至るまでキャラの存在感が強かった!
 映画を観ていて、ストーリー上都合良く動くだけのキャラに出くわすと本当に
がっかりするんですが、本作は全てのキャラ達に血肉が通っていてちゃんと
生きてる感じがするのが素晴らしかったです。子産み女達なんて5人もいたら
印象薄い子が出てきてもいいはずなのに、皆ちゃんと生きてましたね。
妊婦のスプレンディドは顔の半分がミミズ腫れだらけだったけど、あれはジョーに
気に入られないように自傷して醜くなろうとしたのかなぁとか、説明がない分
想像する余地があるのも豊かだし、一度逃げ帰ろうとした黒髪ロングのフラジールは
最後にまた裏切ったと見せかけてフュリオサの手助けをするという成長を見せ、
赤毛のケイバブルはニュークスと、金髪のダグは種もみ婆さんとそれぞれ
交流を深め、褐色肌のトーストはフュリオサに次ぐ男勝りなキャラでムード
メーカーな役割を果たしと、端役に至るまでキャラがちゃんと生きてて、成長する姿も
描かれている本作は「ストーリーがない」「アクションだけ」「突っ込みどころばかり」など
ということは決してない、細部までしっかりと作りこまれた作品だと思いましたね。
作り込みの部分でいうと、全てにおいて無駄がないという点には感心しました。
人喰い男爵の肥大化した足は、外見上のインパクトだけのものかなぁと思いきや
マックスが車から脱出する時にその足をアクセル踏ませる重しとして利用する
といった感じに、車も含めてハチャメチャやってるようで本当に無駄がなかった。

⑦真似したくなるウォーボーイズの言動があるのが強い!
 V8サインを作って「イモータン・ジョー!」って叫んだり、「俺を見ろ!」とか
「Whats a Lovery Day!」とか、映画観た人たちの間で通じる真似したく
なるセリフがあるのはやっぱ強い。というか楽しいですよね。

 他にも敵キャラのアクが強過ぎるとか、オリジナルカーのインパクトの強さとかも
ありますが、そこら辺は語り尽くされてるだろうから割愛! 次は4DX(MX4D)で
観てきまーす!

(追記)
 ということで、TOHOシネマズ新宿のMX4Dを早速キメてきました。
僕は4DXの方は他の映画でも未体験なので、そちらとの比較は出来ませんが、
シート全体の揺れはそれほど激しくはありませんでした。ただミストやエアーの効果は
なかなか芸が細かくて楽しかったです。以下、印象に残った効果を列挙。
・逃げたウォータンクを追ってイモータンジョーの軍団が行進するシーンでは、壁の
ストロボがビカビカっと光ってよりヒャッハー感が倍増。祭りだワッショイ!
・シートの後頭部あたりから吹き出すエアーは全体的にいい仕事をしてました。
車の先頭にくくりつけられてたマックスの肩越しにヤリが放たれ「かすったぞ!」と
マックスが怒鳴るシーンや、フュリオサとの格闘で、顔のそばにバババッと拳銃を
3~4発打ち込むシーンでは実際に後ろからエアーが勢い良く吹き付けました。
・シートの足元に短いチューブが垂れ下がっていて、マックスがチェーンで足を
引っ掛けられたり足元に機銃の掃射が着弾する時などに、ペチペチと足を
叩いてくるのが地味に面白かったです。
・そして肘掛け前方(ドリンクホルダーのあたり)から顔めがけて吹き付けてくる
ミストが最もノリノリでした。ウォーボーイズ達が顔に銀のスプレーを吹き付ける
時に思いっきりミストがくるので劇中とのシンクロ率が急上昇。魂の館が迎え入れ
てくれそうでした。ただし、このミスト、フュリオサとニュークスが顔に唾をかけあう
シーンや、トーストがジョーに唾をかけるシーンでも同様の勢いでミストかけてくる
ので、このプログラム組んだMX4D担当者の性癖を疑いましたね。
 以上のような感じで、結構楽しめたのですが、お値段以上の価値があったかは
ちょっと微妙でした。個人的にはやはり上にも書いた理由でIMAX3D、そして立川
シネマで行われている2Dの爆音上映がお薦めですかねぇ…。爆音上映はエンジン
音が正に振動となって鼓膜に響いてくるので、まるでウォータンクにマックス達と一緒に
乗り込んでいるかのような感覚を味わえました。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(ネタバレアリ) 追記アリ_d0198868_765167.jpg
# by koshibaken | 2015-06-26 06:49 | 映画

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(ネタバレアリ)

『泥んこ遊び』の楽しさを思い出させてくれる
いい大人達の本気のお遊戯ムービー最高傑作!!


エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(ネタバレアリ)_d0198868_0103178.jpg原題:EXPENDABLES3(2014/アメリカ)
日本公開:2014年11月1日 上映時間:126分

監督: パトリック・ヒューズ

キャスト:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ジェット・リー、ウェズリー・スナイプス、ドルフ・ラングレン、ケルシー・グラマー、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズ、ケラン・ラッツ、ロンダ・ラウジー、グレン・パウエル、ヴィクター・オルティス、ロバート・ダヴィ、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツェネッガー他

ストーリー:傭兵(ようへい)軍団エクスペンダブルズを率いるバーニー(シルヴェスター・スタローン)のもとにCIAのドラマー(ハリソン・フォード)が現れ、あるミッションを下す。それは、エクスペンダブルズを結成した仲間だったものの悪の道を進んだストーンバンクス(メル・ギブソン)の身柄確保だった。ニューヨーク、モスクワ、ブカレスト、メキシコ、アフリカで激しい追撃と攻防を展開するが、バーニーの戦術を知るストーンバンクスに苦戦を強いられる。仲間の身を案じ、バーニーはエクスペンダブルズの解散と新チーム結成を考えるが……。(シネマトゥデイより)

待ってましたのシリーズ三作目! 昨年はパシリムやゼログラなど面白い映画目白押しでしたが、
何かが足りない…と思っていたら…そう! エクスペンダブルズが無かったんだった!!

冒頭はシリーズお馴染みのバーニー軍団の潜入ミッションから。しかし今回はバカさに磨きがかかって
ました。一人の脱獄犯を刑務所に戻すための護送列車になんで対空機銃やら先頭車両に大砲積んで
るの! そしてわざわざ列車の上にのってる護衛たち! なんかもうド頭から色々とおかしすぎて笑う
しかなかったよ! そしてバーニーらが助け出した脱獄犯ドクター・デスとは…はい出ましたウエズリー・スナイプス!
シリーズ第1作目から出演予定だったものの、脱税により収監されて出れなかったウエズリーが遂に
今回初出演。そんな彼を刑務所から救い出すという展開自体が多分にメタ視点入ってるんですが、
「何して捕まってたんだ?」という質問に「脱税だ」と返すところにはビックリでした。したまちコメディ
映画祭の先行で観た時には劇場内は笑うより前に「それ言っていいんだ!」とどよめいてましたね。

ちょっと先に今作の総括的な感想を書かせていただきますけど、先に書いた冒頭の列車のバカさ具合
とか、クライマックスの戦闘シーンで、敵方が無駄にバイクの集団で廃墟に飛び込んできたりするシーンを
見るにつけて、今作は本当に知能指数低いな!と思ったんですよね。
サバイバルゲームや戦争ごっこ以下…もはや幼稚園児の頃に泥の玉を作ってぶつけてた泥んこ遊び
レベルに近いんじゃないかと。でもね、難しいルールもなく、日が暮れるのも忘れて泥まみれになりながらやってた
泥んこ遊びって、超本気で超楽しかったんですよね。廃墟の中で埃まみれになりながら戦って
いるエクスペンダブルズ達、やっている事は人殺しなのに、凄惨さはなくむしろ楽しそうなその姿は、すっかり大人に
なって無我夢中で遊ぶ事も少なくなった僕に泥んこ遊びの楽しさを思い出させてくれました。アントニオ・バンデラスばりに
「人生最良の日だ!」と叫びながら小躍りしたかったです。

で、さんざん子供っぽいと言っておきながらなんですが、もちろん様々な修羅場をくぐってきた大人ならではの
味わいもあって、冒頭でバーニーがドクターデスに「収監されたのは自業自得だ」と諫めたのち、「おかえり」と
言ってあげたり、ガルゴ(アントニオ・バンデラス)が若い者には負けませんと必死でバーニーにアピールするくだりは
笑いながらもウルッときてしまいました。

本作の見どころ(笑いどころ)の一つとしては、先程あげた「脱税だ」に代表されるメタギャグの数々があって、
他にもギャラの問題で降板したブルース・ウイリスの代わりに出演したハリソン・フォードが「あいつの出番は
なくなった」とディスってみたり、ロッククライミングをしてるソーン(グレン・パウエル)を見てバーニーが「俺も出来る」と
意地張ってみたり(スタローンは山岳アクション映画『クリフハンガー』主演経験あり)、バーニーの力押しの作戦に
ルナ(ロンダ・ラウジー)が「1985年じゃあるまいし」と茶化したりしてましたね。また、ルナがバーニーに「私の
家族なら一緒に戦ってくれる」と言うシーンでは、UFCファンならロンダ・ラウジーが子供の頃から母親に毎朝、
目覚まし代わりに腕ひしぎで起こされて鍛えられていたというエピソードを連想してニヤッとしたんじゃないでしょうか?

かように登場キャラもアクションもギャグも増量された3作目ですが、それでもこれだけは外してはいけない軸というものも
明確化された気がします。それは、バーニーに対するクリスマス(ジェイソン・ステイサム)の正妻としての座

バーニーの昔の女(仲間)であるドクター・デスに明らかな対抗意識を燃やしてみたり、バーニーがバーでチームに解散を
申し渡した時は、一人だけ外まで追っかけていってゴネてみたり(この別れのシーンでメロウなピアノ曲がかかるのがまたいい味
出しているw)、極めつけは輸送機の前に立ちはだかって「全部一人で背負い込むなんて
あんた大バカよ!」
と怒って、バーニーと仲直りするシーンでしょうか。その後、「そこはクリスマスの席
だからどけ」と後ろに行かされるガルゴは切なかったですが、まさに正妻の面目躍如でした(本編ラスト
カットも二人の仲睦まじいツーショットでしたし)。

レギュラー陣ではガンナー(ドルフ・ラングレン)もいい味出してました。ドクターデスやガルゴの相手をしてウンザリしてたり、
ソーンのハイテクレーダーが羨ましくなって着けてみたり(でも天気しか見てなかった)と、シリーズで確立された愛すべき
ウドの大木
っぷりを本作でも遺憾なく発揮。

そして今回の敵ストーンバンクス(メル・ギブソン)も素晴らしかった! なにやらアメリカではDV問題や差別発言で総スカンを
くらい干されているようなんですが、それで開き直ったかのような憎々しい悪漢ぶりを披露。シーザー(テリー・クルーズ)を狙撃
した時の感情のない目つきなど、本当に危ないヤツって感じが出ていてゾクゾクしました。

配役で不満だったのはバーニーと共に若い傭兵をスカウトして回るボナパルトがケルシー・グラマーだった事ですかね…。
このボナパルト、意外と映ってる時間やバーニーとの掛け合いが多いキャラだったので、ここはやはり有名スターか
スタローンと縁のある俳優に演じて欲しかった。なんならこの役回りトレンチ(アーノルドシュワルツネッガー)でも良かったん
じゃないのかなぁ。もしくはガルゴをスカウト役にして「この若者も有望ですが、私だってまだまだ!」と度々アピールさせるとか…。

正直、バーニーが老チームを解散させて若者チームを結成する理由が、老チームが力不足だからじゃなくて、死なせたくないから。
で、若者チームは使い捨てで構わないというのはプロとしても人としてもどうなんだ? と思ったりもしたんですが、若者チームが
捕まったらちゃんと助けに行ったし、若者チームがもっと生意気なヤツらで、バカにされた老チームが発奮してギャフンといわすと
いう展開も期待したんですが、若者チームが生意気どころか老チームの方が大人げなかったので仕方なし!
なによりみんなが泥んこになって楽しそうに遊んでいる姿を見てると気難しく考える気持ちも消え失せましたよ…。

というわけで本作の満足度はコチラになります!(★5つで満点)
★★★★★

【観賞データ】
観賞日:2014年11月4日
劇場:ユナイテッドシネマとしまえん/豊島園
観賞料金/1500円
パンフ/820円
エクスペンダブルズシリーズのパンフは遊び心満載で毎回素晴らしいのでマストバイ!
あとエクスペ川柳のコーナーでは私、小柴犬の句が入選で掲載されてますので、良かったら見て下さいね

# by koshibaken | 2014-11-05 03:35 | 映画

イコライザー(ネタバレアリ)

「お前は一体何者なんだ…?」
ていうかこの映画一体何なんだ!?


イコライザー(ネタバレアリ)_d0198868_4583042.jpg
原題:EQUALIZER(2014/アメリカ)
日本公開:2014年10月25日 上映時間:132分

監督:アントワーン・フークア 脚本:リチャード・ウェンク

キャスト:デンゼル・ワシントン、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ、デヴィッド・ハーバー、ビル・プルマン、メリッサ・レオ他

ストーリー:ホームセンターに勤務するマッコール(デンゼル・ワシントン)は、かつてCIAで名をはせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦(しょうふ)、テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。(シネマトゥデイより)




いやこの映画…めちゃめちゃ面白かったです! 僕は大好きです。
でもなんだか変なバランスの映画でしたよ。


あらすじだけ見ると「タクシードライバー」「レオン」「アジョシ」といった、孤独な男が不幸な少女を
助けるという、デートにももってこいな…なんならアカデミーも狙っちゃう? って感じの名作映画に
なりそうなところなんですが、中盤でその件はほったらかしになっちゃう。

中盤以降はデンゼル・ワシントンが身の回りの悪を個人的に裁いて行く映画になっていくんですが、
となると、「キック・アス」や「スーパー!」といった行き過ぎたヒーロー行為によって手痛い
しっぺ返しを食うような映画になるのかと思いきや、デンゼルさん笑ってしまうほど強いし、
日常生活では普通に仕事仲間とコミュ力あるしで充実してるんですよね(太っちょの部下ラルフィ
との絡みは良かった!)。

じゃあ、元CIAの凄腕を演技派男優が演じるということで「ボーン・シリーズ」や「96時間」のような
スタイリッシュなアクションを見せるのかと思いきや、思い切ってアクションはバッサリ見せない演出、
そのくせ、B級映画ばりのド派手な爆発やホラー映画的な殺し演出はたっぷりやるという後半…。

なんともチグハグなバランスの映画なんですが、本作はこれが欠点でなく妙な魅力になっていると思うんです。

例えば、ロシアからいかにも強そうなヒットマンがやってきて、トイレに行っているうちに
デンゼルがもう始末していたというシーン。これが「96時間」や韓国バイオレンス映画なら
「いや、そのトイレでの格闘シーン見せてよ!」ってなるんですけど、本作だと気にならないと
いうか、むしろ笑えるシーンになっちゃってる。ちなみにこのパターンはいつのまにやらタンカーに爆弾しかけてて
大爆破や、ラストであっという間にロシアに飛んで大ボスのガードマンをいつの間にか皆殺し…などでも天丼的
使われていて愉快でしたw
また、全体的に暗いシーンが多く、雨やスプリンクラーなどを降らした見づらい中で、黒いデンゼルが
悪人を殺して回るという演出もデンゼルの底知れる強さを不気味に表しているようで好印象でした。
これらはデンゼルがそれほどアクションが出来ないのを逆手に取った演出なのかも知れませんが、
他のアクション映画と違う本作独自の魅力になっていると思います。

ストーリーも普通ならロシアンマフィアからクロエちゃんを救ってめでたしめでたしで
終わるところなんですが、自らインターネットで新たな事件を探して回るというエンディングには
もう完全に正義ジャンキーになっちゃってるよとおっかなくなりました!

思えば映画冒頭から描写される几帳面な行動、亡き奥さんが残した「読むべき100冊」を律儀にコンプリート
しようとする性格、ホームセンターに来た強盗の車のナンバーを記憶しながらも警察に任せず、自ら
ハンマーで私刑し、血まみれのハンマーを拭いて売り場に戻すなど、実はかなり危ない人にも
思えるんですよね。タンカーの爆発を背に悠然と歩くシーンはまだヒーロー然としてましたが(それにしても
あの爆発シーンは異常にしつこくて笑ってしまいました)、クライマックスのホームセンター内でマフィア達を
仕留めていくくだりはもう完全にホラー映画のノリでしたよ。

とういわけで、僕はこの妙な魅力をもった映画とデンゼルに見事にやられてしまいましたので
続編への期待をこめて、満足度は以下の通りです(★5つで満点)
★★★★★

【観賞データ】
観賞日:2014年10月25日
劇場:新宿ピカデリー/新宿
観賞料金/1500円
パンフ/720円
ギンティ小林さんのレビューや仕事人名鑑など読みどころ多し!
# by koshibaken | 2014-11-01 06:08 | 映画

誰よりも狙われた男(ネタバレアリ)

これぞ“仁義なき”スパイ大作戦!!
タイトルの意味にラストで苦虫を噛み潰す


誰よりも狙われた男(ネタバレアリ)_d0198868_058199.jpg原題:A MOST WANTED MAN(2014/アメリカ/イギリス/ドイツ)
日本公開:2014年10月17日 上映時間:122分

監督: アントン・コービン 製作総指揮・原作: ジョン・ル・カレ
脚本: アンドリュー・ボーヴェル

キャスト: フィリップ・シーモア・ホフマン、レイチェル・マクアダムス、グレゴリー・ドブリギン、
ウィレム・デフォー、ロビン・ライト、ホマユン・エルシャディ、ニーナ・ホス、ダニエル・ブリュール、マハディ・ザハビ、ライナー・ボック他

ストーリー:ドイツ、ハンブルク。諜報(ちょうほう)機関でテロ対策チームの指揮を執るバッハマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、イッサというイスラム過激派に関わりがあるといわれる若い密入国者をマークする。人権団体の弁護士アナベル(レイチェル・マクアダムス)を介して銀行家ブルー(ウィレム・デフォー)との接触をもくろむ彼を、あえて拘束せずに監視するバッハマン。イッサの動向を追い掛けることでテロ資金源となっている人物にたどり着こうと考える彼だったが、思いも寄らない出来事が次々と降り掛かってくる(シネマトゥデイより)


『裏切りのサーカス』のジョン・ル・カレ原作の映画とあって、今回も実に渋~いスパイ映画
となっている本作。描かれるのは東西冷戦期のスパイ戦ではなく、9.11以降のテロ対策
チームの奮闘。爆発も銃撃も殺人も起きないのでその渋さ(地味さといってもいい)は『裏切りの
サーカス』以上ですが、だからといって退屈なわけではなく、触れると低温火傷しそうな緊張感が
全体を支配していて目が離せませんでした。

監督はもともと写真家として有名なアントン・コービンだけあって、ただ人が立っている何気ない
シーンでも建築物と絡めた構図が実に格好良く安定しており、これが最後の主演作となった
フィリップ・シーモア・ホフマンの終始抑え気味の演技も味わい深くて見事でした。
まぁウィレム・デフォーだけは役のわりには相変わらずの曲者感が強すぎましたけどね…(僕
だったらウィレム・デフォーがあんな上手い儲け話持ってきたって絶対信じませんw)。

オチを簡単に書いておくと、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるバッハマンが率いるハンブルクの
テロ対策チームは密入国者であるイッサを餌にして大物を釣ろうとする作戦を立てるが、ドイツ
諜報機関のモアは爆破テロを恐れ、速やかな拘束を主張。そしてそこにアメリカからCIAも割り
込んできて真意を明かさないまま両者の間に立つという複雑な状況。だが、三者の中で最も
イッサの動向をつかんでいたバッハマンの作戦が通り、目論見通り大物を釣り上げたところを
モアとCIAに横からかっさらわれ終了…。

結局、ドイツ諜報機関とCIAはバッハマンの動向をマークしていて、もとより獲物を横取りする
算段だったわけです。このラストでタイトルの「誰よりも狙われた男」の意味が、苦虫を噛み
潰したような気分になりながらも実に腑に落ちました。

ただねぇ…スパイ業界の事はよくわかりませんが、一応協力体制にある組織の間でこんな
強引なことやって関係が成り立つんですかね? よくあるはみ出しデカ物とは違って、別に
バッハマンは独断専行したわけではなく、ちゃんと関係各位に根回しもして、作戦の内容と
目的もベルリンの会議で説明して上司の許可をもらった上で動いてたのにこの裏切りですよ…。
こんな仕打ち受けたらバッハマンも彼のチームも今後、仕事やる気なくすと思うんですけどね。
むしろ映画的にはバッハマンが諜報部やCIAの敵に回ってもおかしくないような…。

ということで本作のラストの後には、続けて『ミッションインポッシブル3』を観るのがいいと思いましたよ!

本作の満足度はコチラ(★5つで満点)
★★★★

【観賞データ】
観賞日:2014年10月17日
劇場:新宿武蔵野館/新宿
観賞料金/1500円
パンフ/720円
柳下毅一郎さんのフィリップ・シーモア・ホフマン追悼文に涙
# by koshibaken | 2014-10-18 03:55 | 映画


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